自宅サウナの電気代は?月々のランニングコスト完全解説

自宅サウナの電気代は?月々のランニングコスト完全解説


自宅サウナの電気代、本当はいくらかかる?

「自宅サウナは欲しいけど、電気代が心配…」

これは、自宅サウナ導入を検討する多くの方が抱える不安です。

確かに、サウナは高温を維持するため電力を消費します。しかし、実際のランニングコストを正確に把握している人は意外と少ないのが現実です。

本記事では、 タイプ別の電気代を具体的な数字で示し 、さらに効果的な節約術まで、自宅サウナのランニングコストに関する全ての疑問にお答えします。

結論から言えば、適切に使用すれば 月額1,000円以下 で楽しめるケースがほとんど。サウナ施設の月会費と比較すれば、驚くほど経済的なのです。

タイプ別消費電力と電気代の詳細分析

1. 電気式テントサウナの電気代

代表例:おうちDEサウナ

  • 消費電力 :800W~1000W
  • 1時間あたりの電気代 :約22円~27円(電力料金27円/kWhで計算)

月額シミュレーション:

【週3回使用の場合】
1回90分 × 週3回 × 4週間 = 月18時間
18時間 × 27円 = 月額486円

【毎日使用の場合】
1回60分 × 30日 = 月30時間
30時間 × 27円 = 月額810円

実際のユーザーデータによると、 平均月額は600円~800円 程度です。

2. 遠赤外線サウナの電気代

代表例:ホームサウナSPA

  • 消費電力 :600W
  • 1時間あたりの電気代 :約16円

月額シミュレーション:

【週3回使用の場合】
1回45分 × 週3回 × 4週間 = 月9時間
9時間 × 16円 = 月額144円

【毎日使用の場合】
1回30分 × 30日 = 月15時間
15時間 × 16円 = 月額240円

遠赤外線サウナは低温のため使用時間が短く、 月額200円~300円 と非常に経済的です。

3. 大型サウナ(2~4人用)の電気代

代表例:据え置き型本格サウナ

  • 消費電力 :1500W~2000W
  • 1時間あたりの電気代 :約40円~54円

月額シミュレーション:

【週2回使用の場合】
1回2時間 × 週2回 × 4週間 = 月16時間
16時間 × 54円 = 月額864円

【週4回使用の場合】
1回2時間 × 週4回 × 4週間 = 月32時間
32時間 × 54円 = 月額1,728円

電気代に影響する5つの要因

1. 予熱時間の長さ

サウナの電気代で最も電力を消費するのは 予熱時間 です。

  • 高温サウナ(80℃以上):予熱30~40分
  • 中温サウナ(60℃~80℃):予熱20~30分
  • 低温サウナ(60℃以下):予熱10~15分

節約ポイント :使用する30分前にタイマーセットして予熱開始

2. 使用頻度と時間

当然ながら、使用頻度と時間は電気代に直結します。

効率的な使用パターン:

  • 1回の使用で2~3セット済ませる
  • 家族で使う場合は連続使用
  • 深夜電力プランの活用

3. 設定温度

温度別の消費電力目安:

  • 100℃設定:定格消費電力の90~100%
  • 80℃設定:定格消費電力の70~80%
  • 60℃設定:定格消費電力の50~60%

10℃下げるだけで、電気代を約20%削減できます。

4. 断熱性能

サウナテントや筐体の断熱性能は、電気代に大きく影響します。

断熱性を高める工夫:

  • 使用後もすぐに電源を切らない(余熱利用)
  • 冬場は毛布を被せて保温
  • 隙間をなくす工夫

5. 外気温の影響

季節別の電気代変動:

  • 夏(外気温30℃):基準値
  • 春秋(外気温20℃):約10%増
  • 冬(外気温10℃):約20~30%増

他の暖房器具との比較

自宅サウナの電気代は高いのでしょうか?他の暖房器具と比較してみましょう。

消費電力比較表

器具消費電力1時間の電気代
自宅サウナ600~1000W16~27円
エアコン暖房500~1500W13~40円
電気ストーブ800~1200W22~32円
こたつ300~600W8~16円
電気毛布50~100W1.4~2.7円

サウナは確かに電力を消費しますが、 健康効果を考慮すれば決して高くない と言えるでしょう。

月額費用の総合シミュレーション

ケース1:一人暮らしの場合

使用条件:

  • 製品:ホームサウナSPA(600W)
  • 使用頻度:週3回、1回30分

月額内訳:

電気代:144円
メンテナンス費:50円(清掃用品等)
-------------------
合計:194円/月

ケース2:家族4人の場合

使用条件:

  • 製品:おうちDEサウナ2人用(1000W)
  • 使用頻度:週4回、1回90分

月額内訳:

電気代:648円
メンテナンス費:100円
水道代:50円(シャワー増加分)
-------------------
合計:798円/月

ケース3:毎日使用のヘビーユーザー

使用条件:

  • 製品:おうちDEサウナ1人用(1000W)
  • 使用頻度:毎日60分

月額内訳:

電気代:810円
メンテナンス費:150円
消耗品費:100円(アロマ等)
-------------------
合計:1,060円/月

電気代を節約する10の実践テクニック

効率的なサウナ利用

1. タイマー機能の活用

予熱時間を最適化し、無駄な電力消費を防ぎます。

2. 断熱カバーの使用

使用後に断熱カバーをかけることで、次回の予熱時間を短縮。

3. 連続使用の推奨

家族で使う場合は、間を空けずに連続使用することで予熱回数を削減。

4. 適正温度の設定

必要以上に高温にせず、快適な温度帯(70~80℃)で使用。

5. 深夜電力の活用

深夜電力プランに加入している場合は、23時以降の使用で約30%節約。

6. 定期的なメンテナンス

ヒーターの汚れは熱効率を下げるため、月1回の清掃を実施。

7. 設置場所の工夫

  • 風の当たらない場所
  • 直射日光の当たる場所(夏以外)
  • 部屋の中央付近

8. 余熱の有効活用

サウナ使用後の余熱で洗濯物を乾かすなど、二次利用。

9. 省エネモードの活用

製品によっては省エネモードがあり、約20%の節電が可能。

10. 使用ログの記録

電気代を可視化することで、無駄な使用を自然に削減。

サウナ施設との費用比較

月会費との比較

一般的なサウナ施設の料金:

  • 都市部の月会費:8,000円~15,000円
  • 地方の月会費:5,000円~10,000円
  • 都度利用:1回1,000円~2,000円

自宅サウナの月額費用:

  • 平均的な使用:600円~1,000円
  • 初期投資の月割り:2,000円~4,000円(2年で計算)

つまり、 2~3ヶ月でサウナ施設の月会費分の元が取れる 計算になります。

導入前に確認すべき電気設備

1. ブレーカー容量の確認

必要な容量:

  • 600Wサウナ:最低20A以上
  • 1000Wサウナ:最低30A以上
  • 1500Wサウナ:最低40A以上

2. コンセントの確認

  • アース付きコンセントが理想
  • タコ足配線は絶対NG
  • 延長コードは定格容量を確認

3. 電力会社のプラン見直し

  • 時間帯別料金プランの検討
  • アンペア数の見直し
  • 新電力への切り替え検討

よくある質問と回答

Q1. 電気代が一番安いサウナは?

A. ホームサウナSPAのような遠赤外線タイプ。月額200円程度で使用可能です。

Q2. ブレーカーが落ちる心配は?

A. 適切な容量があれば問題ありません。心配な場合は電気工事店に相談を。

Q3. 電気代の急激な上昇はある?

A. 初月は使用頻度が高くなりがちですが、2ヶ月目以降は安定します。

Q4. 省エネ性能の高い製品は?

A. 最新モデルほど省エネ性能が向上。特に断熱性能の高い製品がおすすめ。

まとめ:自宅サウナは驚くほど経済的

詳細な分析の結果、自宅サウナの電気代は 想像以上に安い ことがわかりました。

ポイントまとめ:

  • 平均的な使用で月額600円~1,000円
  • サウナ施設と比較して圧倒的にお得
  • 適切な使い方で更に節約可能
  • 健康への投資として十分にペイする

「電気代が心配」という理由で自宅サウナを諦めるのは、もったいない話です。

むしろ、長期的に見れば 最も経済的な健康投資 と言えるでしょう。

電気代を気にせず、好きな時に好きなだけサウナを楽しめる。

そんな贅沢な日常を、月額1,000円以下で実現できるのです。


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※本記事の電気代は2025年7月時点の平均的な電力料金(27円/kWh)で計算しています。

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